庭球戦隊
ルドルフレンジャーNEXT!!!
(CM明け再び)













「これは・・・いったい何が起こったと言うのですか?」


司令室ではブラックルドルフ観月はじめが、怒りに任せて外回りから帰った裕太を睨み付けていた。

裕太の背中にくっついて離れないに納得がいかない。
ようするに嫉妬・・・。


「裕太くん、貴方が付いていながらさんをこんな目に合わせるなんて!」


朝、木更津の言っていた通り、には白いフリルのエプロンがよく似合う。
観月は余計に苛立って再度裕太に小言を言う。


「ご主人様を苛めないでください!!!」


観月の嫌味が延々と続きそうな空気の中、
さっきまで裕太の後ろに隠れるようにして様子を伺っていたが裕太を庇うように前へ出た。





『ガーン』





あまりのショックに観月は声を失った。
今まで自分に反抗などしたことのなかったが刃向かったのだ。
観月はヨロヨロとコンピューターの前に座り、無心でキーボードを打ち始めた。


「くそっ、こんなプログラム、今すぐ解除してみせます!!!」




任務放棄者一名
頭脳派担当『観月はじめ』




「観月さん・・・・、任務の方は?って聞こえてないな、コレ。」


裕太はこれ以上面倒なことになるのはどうにか避けたい。
そう思って、他のメンバーが司令室へ戻らないうちにココからしばらく離れようと考えた。
しかし、そこへタイミングよく現れたのはレッドルドルフ赤澤吉朗。
彼は扉を力任せに開け放つと、勢いに任せて部屋へ飛び込んできた。


「大変だ観月!!!捜索中の家出少女はキラークに・・・ってどうしたその格好!!!!」


赤澤は何か大切な事を言いかけたが、の姿にすっかり声を失った。
その後ろからクスクスと笑い声・・・。


「ほらね、にはエプロンが良く似合うでしょ?」


涼しい顔でのご登場はシルバールドルフ木更津淳。
木更津はこの状況を特に不思議がる様子もなかった。

木更津があまりにも普通に振舞うので、赤澤もそれにならった。


「そうか、騒ぐ程のことではなかったか、すまない。」


「おっ、全員戻ってるだ〜ね、何か情報は掴めただ〜ね?」


そして最後に姿を見せたのはイエロールドルフ柳沢慎也。


「柳沢いたんだ。」


「淳!!!それは酷いだ〜ね。」


「お前ら、落ち着け。ところで観月は何やってんだ?あ、、コーヒー頼む。」


「・・・・・・。」


「おい、、聞いてんのか?って言うかお前なんで裕太から離れねぇんだよ(今更)」


、わりぃけど皆の分コーヒー頼む。」


「かしこまりましたご主人さま(ニッコリ)」


「「「ご主人様?!!!!」」」


「実は、パトロール中にこんなことがあったんっす・・・・・・。」


裕太はの身に起きた事を話した。


「へ〜、じゃぁにご奉仕してもらえるのは裕太だけってこと?」


「はぁ、まぁそう言うことだよな・・・
 って、問題はソコじゃないし、木更津さんの言い方なんかいやらしく聞こえるんですけど・・・。」


「だってそうでしょ?僕がご主人さまならピーーとかピーーとかピーーーとか
 お願いするのに(真顔)」


「そうだ〜ね、それが男のロマンだ〜ね。」


「そ、そうっすか・・・。あれ、木更津さん何処行くんすか?」


「ちょっと野暮用(くすくす)」


木更津はいい事を思いついたとかで、来た時同様涼しい顔でのんびり司令室を後にした。
何処へ向かったのやら・・・。




任務放棄者一名
華麗な技担当『木更津淳』




(ナレーション)
それでもまだまだ任務は続く、
頑張れ、ルドルフレンジャー

ご近所の平和を守るのだ。

当初の任務、忘れてないよね・・・?





さらにつづく

あとがき
長い間放置していたくせに短くてスミマセン。
自分のために、自分のペースで書いてます。

毎度お付き合いありがとうございます。