庭球戦隊
ルドルフレンジャーNEXT

























キラーク率いる悪の組織を撤退させた後のこと

地球には平和が訪れていた。

そんなある朝のルドルフレンジャー司令室。





「すみませ〜ん、遅れましたっ。」


さん、また遅刻ですね。」


「あぁぁっ、観月さん、そんなに怖い顔しちゃイヤです。」


「んふっ、そんな可愛い子ぶってもダメですよ。」


「とか何とか言って、本当は今可愛いとか思っただ〜ね?
 観月も女には甘いだ〜ね!」


「(ちっ)では、さんには遅刻した分他の隊員の3倍働いてもらいます。」


「ふぇ〜、そんなぁ。
 もぉ、柳沢〜ばかばかばか!!!余計なこと言うから!」


「安心するだ〜ね、オレが一緒に働いてやるだ〜ね♪」


「何言ってんの柳沢、もう帰っていいよ(氷の微笑み)
 それより、僕の部屋で暮らせば?
 毎朝優しく起こしてあげるのに、くすくす。」


「え、遠慮しときます。」


「そうです、木更津くんのところなんか行ったら、召使い扱いされますよ。」


「あ、ばれた?だって似合いそうでしょ、メイドさんの衣装(真顔)」


「ん〜、確かに・・・それなら僕の部屋の方が似合うと思いますが(本気)」


「もう、いい加減にして下さい!!!
 観月さん、今日の任務はどうしたんですか?」


「あぁ裕太くん失礼、そうでした。
 では、本日の任務の説明をします。」














「・・・という訳ですが、何か質問のある方は?」


「・・・はい(挙手)」


「はい、さん(微笑み)」


「あの、今まで『家出少女の捜索』とかってやってましたっけ?」


「いいえ、今回が初めてだと思いますが。」


「えぇと、私達って正義の味方?ですよね・・・?」


、いいところに気付いたな。
 正義の味方と言えど、俺たちは国に雇われてる、(ここではそう言う設定です)
 言わば『国家公務員』だ。」


「こ、公務員?!!知らなかった。」


「キラークもメカの復旧には相当時間がかかるだろうから、
 しばらくは俺たちが活動せずとも平和だろう。
 それに、国から給料が発生しているからには、頼まれた仕事を選んではいか〜ん!!!」


「分かりやすい説明ありがとうございます、赤澤くん。
 ですが、そのすぐ大きな声を出すの止めてくださいね。朝から鬱陶しい(ビシッ)」


「なんだと観月、お前はいつも一言多いな。
 だいたい前から気に入らね〜んだよ、リーダー面しやがって。
 リーダーったら普通赤だろ、レッドだろ?
 つまり、オレが妥当だと思うが。」


「んふっ、後からきた分際で生意気ですね。
 いいでしょう、なんなら勝負しますか?僕に勝てっこないでしょうけど。」


「くすくすっ、相打ちで両方再起不能とかになったら面白いよね。」


「えぇっ木更津くん、何て事言うの!
 お願い赤澤も観月くんも、もうそんなことやめようよ。」


「分かりました(あっさり)
 さんに心配かけてはいけませんね。すみませんでした。
 さて、それでは各自自分のポジションへ移動してください。
 さんは僕と・・・」


「駄目ですよ観月さん、今回はターゲットが『少女』と言うことなので
 は俺たち体力班と同行させてください。」


「うぉっ裕太ナイスだ〜ね〜。
 、行こうだ〜ね(の手を引く)」


ゲシッ(蹴り)


「グェッ」


「柳沢は待機組みだよ、が抜けたら頭脳班観月だけになるから。」


「なんで俺が待機だ〜ね?!!淳が残ればいいだ〜ね!!!」


「でも柳沢さん一応理系ですよね?」


「理系は関係ないだ〜ねっ。俺には荷が重いだ〜ね(特に観月と二人ってのが!)」


「大丈夫よ柳沢。貴方なら出来るわ(瞳キラキラ)」


「うぅっ、がそう言うなら・・・残るだ〜ね(ブツブツ)」


「よし、俺と来い!」


「駄目だよ赤澤、は僕と行くから。」


「ここは平等にグーパーで決めませんか?」


「何だよ、グーパーって・・・。」


「あ〜も〜いいから、やりますよ。
 『グーとパーで文句なし♪』」


「ぶはっ何ソレ、裕太可愛い〜。
 普通『グーパージャス』とかじゃないの?」


「へぇ、僕は『グーチー』しかやったことないや。」


「地域によって違うもんだな。」


「みなさん、ここでそんなに遊んでいてもらっては困ります。
 紐を2本用意しました。僕が真ん中を隠していますので、それぞれ端を持ってください。
 繋がっているのがパートナーです。いいですね。」


「決まっただ〜ね?」


「では離しますよ。」


「(小声)やったぜっ。」


「あ、私裕太くんと一緒だ。」


「コレ、極めて斬新な組み合わせだよね・・・。」


「しかたあるまい、今回はこれで行こう(ため息)」


「さぁ行くのです、地球の平和、今日のところはご近所の平和のために!
 ルドルフレンジャー出動!!!」


「はいっ」」」」


こうしてルドルフレンジャー体力組みは司令室を後にした。





庭球戦隊
ルドルフレンジャーNEXT!!!
(CM入ります)


つづく